• 伊藤 亜和
    文筆家
  • 奥森 皐月
    タレント
  • 秀島 史香
    ラジオDJ・ナレーター
  • 古田 大輔
    ジャーナリスト
    /メディアコラボ代表
  • 道尾 秀介
    作家・ミュージシャン
  • 村上 謙三久
    編集者・ライター
  • お互いさまっす  
    リスナーの感情や気持ちをお焚き上げしていくトーク番組。リスナーから「イライラしたこと」「モヤモヤしてること」「情けなかったこと」「恥ずかしかったこと」「気持ちよかったこと」など、あらゆる喜怒哀楽エピソードを募集。それをもとに、共感したり、妄想を膨らませたり、自身の経験を話しながら、リスナーの気持ちに寄り添い、昇華させていきます。隔週水曜日最新話配信。
大賞
  • 伊藤 亜和
  • 少し前までは文字通り手の届かなかない「スター」であった俳優という存在。パーソナリティを務めるおふたりは、今まさに芸能界の最前線を走るスターであるが、よい意味でそれを感じさせない親しみやすさに驚いた。長い芸能生活の中を闘ってきた彼女たちの話は、遠い世界のようで私たちの生活と同じような喜びや悔しさもある。リスナーと同じ目線ではしゃぎ、楽しむようすはたくさんの人を勇気づける新しい時代のスターだと感じた。
  • 奥森 皐月
  • 松岡さんと伊藤さんは作品や映像を通しての姿しか知らなかったので、こんなにも親しみやすくて素敵な人なのかと聴いて驚いた。リスナーのメールに寄り添う姿勢や、気取らないありのままの空気感がとても良かった。
  • 秀島 史香
  • これ以上のパートナーはいないであろう"親友兼同業者"コンビの超相乗効果!自由でポジティブな会話にグイグイ引き込まれてしまう番組。普段は女優として「役を演じる」ことを生業にしている2人が、ポッドキャストにおいてはお互いへの愛とリスペクトとツッコミがあふれる完全フリーな自然体(愛ある「アンタ」呼びも微笑ましい)。この番組を一緒に作ること自体、ふたりにとって親友とのかけがえのない時間なんだろうな、と想像してしまう。
      「寄り添い系トークプログラム」と銘打っているだけあり、リスナーから寄せられるお便りに全力で頷き、応えていく。「お芝居は、上手い下手じゃなくて好み」など、鋭い洞察にも油断できない。これまできっとさまざまな人生経験を積んできたであろう俳優業オーバー20年のふたり。たまに「え、80歳のおばあちゃん?」と思わせるほどの不思議な厚みと説得力、そして「大丈夫、きっとなんとかなるから」と受け止めてもらえたような安心感がある。
      ちなみに当初からSpotifyでのジャンル分けは「お笑い」。リスナーの中には、聴いた後に2人が女優さんだとwikiで知ったという人も続出。そのとにかく明るいトークセンスと空気感でリスナーを笑わせ、元気づける魅力満載なのだから、いっそこのまま「お笑い」の場所にいて欲しいと願うのは私だけだろうか。
  • 古田 大輔
  • 松岡茉優さんと伊藤沙莉さんの仲の良さが伝わってきて、しかも、リスナーを置き去りにせずに「わかる〜」と共感してくれるところが素敵。ファンにはたまらないし、聞いたらファンになってしまう。地上波ではなくPodcastでじっくり聞きたくなる番組だけど、この2人なら「ぜひYouTubeにも流してほしい!」というファンも多いと思います。
  • 道尾 秀介
  • 人なつこいタイトルでありつつ、じつはむちゃくちゃ大事な言葉であり、考え方だと思います。パーソナリティのお二人が話すやわらかな言葉と相俟って、どんなタイミングで聴いてもリスナーの気持ちを丸くしてくれる、まさに現代にぴったりの番組ではないでしょうか。
  • となりの雑談 
    雑談の人、桜林直子(通称・サクちゃん)とコラムニスト、ジェーン・スーの雑談番組。テーマは特にありません。「喫茶店でたまたま隣に座った人たちの話が耳に入ってきたなあ」くらいの感じで、サクちゃん、スーさんの話を聞いてみてください。毎週火曜日更新予定。
パーソナリティ賞 最優秀賞
  • 伊藤 亜和
  • これまでの生き方も考え方も、正反対の2人が話を聞き合いながら互いを丁寧に理解していくようすが楽しい。必ずどちらかの意見に驚かされ、どちらかの意見に深く共感する。考え方の違いは日常的に人間関係に溝を作ってしまいがちのように思えるが、ふたりの穏やかな対立と尊重を聞いていると、意見の違いは新しい世界を知る喜びだと思いなおすことができる。
  • 道尾 秀介
  • 互いを否定しない議論の仕方が素晴らしいです。聴いているうちにリスナーも身についてきそう。
  • 村上 謙三久
  • 今回エントリーしたポッドキャストの中で、一番「パーソナリティ以外の存在を感じさせない」番組だと思いました(お便りを紹介する回もありますが)。他のリスナーも介在しない分、番組と自分がしっかりと向き合えて、自分だけの時間を作れるような感覚になりました。それがポッドキャスト全体の魅力の1つのようにも思います。

    普段は意識しない些細な気持ちを解きほぐすような内容で、聴いていて気持ちは動くけれど、眠れなくなるほど悩ませるものではなく、それでいて心にはしっかりと残って、日々の生活に小休止を入れてくれるような気持ちになりました。語られるテーマも普遍的で、どんなポッドキャストで語られる内容ともリンクできそう。EP.104の「愛の循環」を聴いてから、ずっと自分もどうやって循環させていこうか考えています。ジェーン・スーさんは『生活は踊る』や『OVER THE SUN』の印象が強かったのですが、また違う魅力を感じました。桜林直子さんの語り口やお二人の距離感もよかったです。
  • 流通空論 
    ラッパーでクリエイティブディレクターのTaiTanによるPodcast
    「流通」とはなにかを解きほぐしながら、ゲストたちと⾃由連想形式で「空論」を展開する、新感覚の「放⾔ビジネスプログラム」です。流通にまつわる既存のルールを変えてきたゲームチェンジャーをゲストにお迎えして、ヒット商品誕⽣の舞台裏から新システム浸透の背景まで、「企て」のすべてに迫っていきます。毎週月曜日朝5時に配信。
パーソナリティ賞 優秀賞
  • 奥森 皐月
  • 「流通」がテーマでありながら、ゲストの職業や仕事、考え方を深堀りしていく内容で、とにかく聴きごたえがあった。成功を収めている秘訣やプロセスの話もおもしろかったし、あまり興味のなかったジャンルの話でも続きが聴きたくなるほど楽しく聴けた。
  • 秀島 史香
  • ビジネスとエンタメの見事な融合。でも「ビジネス」ではなく「流通」というタイトルを選んだセンスも秀逸。「流通」をテーマにしながらも、ヒット商品の舞台裏、その道のプロたちの熱意や思い、成功と失敗をリアルに描き出す構成力が光る。
    ゲストたちの金言を引き出すTaiTan氏のインタビュースキルもお見事。穏やかな語り口と洞察力がゲストたちの本音を引き出し、聞き手を飽きさせない。自分が「?」と思った点は、とことん深掘りして、「普通のインタビュアーならそこまでは攻めないでしょ?」というラインを「ワンチャン聞いてみよ」とばかりに、相手の懐に飛び込む胆力もさすが。
    ゲストのキャスティングも「なるほど、この企業、この人を選ぶとは!」と絶妙。お気に入りのエピソードを挙げると、ドン・キホーテの社長が語るインバウンドを惹きつける「空間創造論」。社員がリスクを恐れず「どんどんやってみよう!」と挑戦する企業文化の話には、ビジネスに携わる者なら誰でも学びがある。他にも、「原宿の銭湯を流行させない」老舗小杉湯の狙い。コクヨの社長が語る「ノートにタイトルを書く心地よさ」論。独自すぎるYouTube戦略を展開する有隣堂のエピソード。マクドナルドの100円コーヒーを仕掛けた人物からはその背景を。これらのエピソードには、私たちの日常に直結するテーマが多く、暮らしの景色がもう1段階深いレイヤーで見えてくる感覚が味わえる。
  • 古田 大輔
  • ラッパーでクリエイティブディレクターで、Podcasterとしても活躍するTaiTanさん。さすがの言葉選びや深い洞察やユーモアに溢れた番組です。「自由連想形式」だからこその予想を超える会話の展開が面白いです。記者やキャスターがやるとこうはならない。
  • 村上 謙三久
  • 「流通」という言葉を聞いて、最初は「内容がとっつきにくいのでは?」と身構えましたが、身近なことにも置き換えられるテーマで、広がりも感じますし、絶妙な括り方だと思いました。ビジネスの話だけれど、ビジネス目線に寄りすぎず、ゲストさんの人となりも見えてきて、ゲストさんが関わるお店にも興味を持ちました。ドンキホーテに行っても、お店の見え方が変わりました。今度、原宿の小杉湯に行ってみようと思っています。

    また、TaiTanさんのトークがとにかく聴きやすかったです。リスナーが聞きたいことをしっかりと質問してくれるし、リスナーがわかりやすいように、身近な話に置き換えてくれて、バランス感覚のよさを感じました。関根江里子さんゲスト回で、最初に「ドライヤーに20円使う銭湯の課金システム」について質問していましたが、誰もが想像しやすい“銭湯あるある”から入っていくのは面白い&素晴らしいと感じました。

    対談相手に心から興味を持っていて、何度も「面白い」という言葉を使って反応されていたのも印象に残りました。今後は自分も誰かを取材する立場になる時は「面白い」という言葉を多用してしまいそうです。
  • 厚利少売ラジオ 
    企業の10倍成長のためのアドバイザー、株式会社Moonshot 代表取締役の「すがけん(菅原健一)」と、世界一有名な日本人「こんまり」のプロデューサー川原卓巳が、薄利多売なビジネスモデルから抜け出すための考え方と行動のヒントをお話するビジネス対談型ラジオ。
企画賞 最優秀賞
  • 伊藤 亜和
  • 経営者と呼ばれる人々のことを、私はどこかで全く違う世界の人間だと思っていた。ギラギラしていて、なんだか偉そうで……とさまざまネガティブなイメージが湧き、気乗りしないまま聞き始めたが、繰り広げられるトークはどれも自分の生活にも密接にかかわっていて、興味をそそるものばかりだった。自分とは異なる視点で世界を知ることができ、こんな機会が自分のすぐ手元にあることに感動した。
  • 奥森 皐月
  • 「どうすれば薄利多売の逆になれるか」というあまりにも限定的なテーマの番組にもかかわらず、出てくる話や考えがすべてタメになるしとても面白い。イチジク農家からのメールというこれまた限られた世界がテーマの回であったが、「自分の商品の価値を高めるために何をすればいいか」「いかに仕事を効率的に行うか」など自分に置き換えて考えられることも多く、本当に勉強になった。
  • 道尾 秀介
  • 番組の目的を「一点集中」といえるほど狭めることで、上質な授業のように知識と知恵を得ることができる番組になっていると思います。
  • セイジドウラク 
    【毎週月曜17時配信!】TBSラジオ記者澤田大樹と選挙ライター宮原ジェフリーがお送りする「政治を道楽として楽しむ」番組。特撮好きが特撮を語るように、K-POP好きがK-POPを語るように、必ずしもタメになるわけではないけどおもしろい、趣味・道楽としての政治(あるいは世事)をマニア的な視点に取材・リサーチの成果を織り交ぜて語ります。
企画賞 優秀賞
  • 奥森 皐月
  • 政治に詳しくない人が聴いても面白いと感じる。身近な疑問やリスナーからの質問をわかりやすく説明しながら教えてくれるので、難しさがほとんどない。選挙の時期や知りたいことができたときに聴きたい。
  • 秀島 史香
  • 雑談のトピックとして「政治の話は避けた方が無難」なんて言われたりしますが、「政治を趣味のように語ろう」というコンセプトが、ありそうでなかった企画勝ち!
    コーヒーを飲みながらの「そういや」なんて世間話のように政治を語る番組。自分の暮らしから感じる視点で誰でも語れるし、誰かと語ることで、より面白く見えてくるのだよ、と教えてくれる。MCが記者だからこそ、事の背景や現場の事情などもスッと挟んでくれる、痒いところフォローもニクい。
    リスナーからの投稿もきちんと紹介されるのもいい。『落選した人はどうなるの?』という素朴な疑問から、『自分の街の選挙はこうだった』など、みんなでさまざまなエピソードを持ち寄り、「そうだなあ、自分だったら…」と聞きながらつい考えてしまう、エア井戸端会議のよう。
  • 古田 大輔
  • 記者と選挙ライターという組み合わせで政治について語ると、敷居が高くなりそうなところを「道楽」として会話することで、多くの人に楽しんでもらえる形になっているのが素晴らしいです。この番組をきっかけに政治や選挙に関心を持つ人も多いのでは。
  • 道尾 秀介
  • 持論の主張や論破を目的とせず「道楽」で政治を語っているので、むしろリスナーの気づきが多い番組になっているかと思います。
  • 村上 謙三久
  • ラジオので政治の話が日常的に出ると、どうしても徐々に“声が大きくなる”イメージがあり、自分の中に苦手意識があったのですが、セイジドウラクはまさに“政治を道楽として楽しむ”姿勢が徹底されていて聴きやすかったです。

    番組内でも「極右から極左まで、国内から海外まで」とおっしゃっていましたが、多面的な意見をフラットに紹介していたので、「今後、気になる政治問題があったらチェックしてみよう」という気持ちになりました。「これがわかりやすい」と他局のポッドキャストや様々な本を紹介されていたのも好印象で、この番組の影響で紹介していた本を購入しました。