音声プロデューサー・編集者。東京大学文学部卒。PHP研究所、ボストン・コンサルティング・グループ、ニューズピックスを経て、2022年にChronicleを設立。制作した音声番組「a scope」「経営中毒」で、JAPAN PODCAST AWARD ベストナレッジ賞を2年連続受賞。その他の制作番組に「News Connect」「みんなのメンタールーム」など。TBS Podcast「東京ビジネスハブ」メインMC。著書に『視点という教養』(深井龍之介氏との共著)、編集した書籍に『ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考』(松波龍源氏・著)がある。
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え、ワインってそんな感じで感想言うんだ、え、おもしろ、え、かっこよ…と酔わされちゃいました。
正直ワインってほとんど飲んだことないんですが、飲んでみようかな、飲んであんな感想言いたいな、なんて思っちゃいました。そしてこれまた、おふたりの関係性がいい。距離感がいい。しんちゃん、よしきくんと呼び合うふたり。幼馴染のふたりからしか得られない栄養分ってあるよね、と思わされました。
ことは、いまラジオやポッドキャストに自分が求めているものは、そこで語られる情報や内容以上に「話し手同士の関係性」なのでは?ということでした。
ご存じ、現代は情報過多社会です。情報疲れしている人も多いでしょう。一方、SNSの勃興によりコミニケーションの多くがスマホ上で行われるようになりました。もしかしたら現代人は生の会話に飢えているのかもしれない。生の会話から得られる「解像度の高い人間同士の関係性」という栄養分が足りていないのかもしれない。まずそう思いました。 そして現代は切り取り社会でもあります。映像も会話も言葉も、そして人間同士の関係性も、文脈やディティールをざくざく切り落とされてネット上に投げこまれます。そんな中で、ラジオやポッドキャストは比較的、素材そのままをお届けしているものが多いように感じます。だからこそ解像度の高い人間同士の関係性という栄養分が得られる。そんな分かるような分からないようなことを感じたりしたのでした。
現代社会の中にきらりと光る希望のコンテンツ、それがラジオやポッドキャストなのではないか、そんな大袈裟なことまで考えてしまいました。僕も始めてみようかな。